「レンタルなんもしない人」という方がいる。
なんもしないひと(ご本人)を貸し出し、飲み食いとかんたんな受け答え以外なんもしないというサービスを提供されてる方。
ツイッターで2018年に突如現れ今やフォロワー25万人とか。
今までも漫画や書籍も出版されていたみたいだけど、今度はその方を取り上げたドラマがテレビ東京で4月から放送されるとのこと。
確か、私がレンタルさんを知った時は、交通費と飲食代以外は料金発生していなかったと思うけど、今はそのほかに1万円がかかるみたい。
なんもしない方のレンタルを依頼するのはどんな方だろうって思ったけど、実際依頼してる方は下記のような要望で依頼するそうだ。
- マラソンのゴール地点でまっていて欲しい
- 離婚した人と住んでいた場所に新しい人と住むことになったから、無関係の人と歩いて記憶を上書きするために一緒に歩いて欲しい
- 肯定も否定もすることなく話を聞いて欲しい
- 旅行先で一人で食事をするのは気が進まないので同席して欲しい
- 神社にご祈祷を受けて欲しい…等
ここでは紹介しないけど、中には深刻な悩みを抱えた人の依頼も。
といっても、レンタルさんがすることはやっぱり「なんもしない」。
でも、家族でも友達でも知り合いでもなく、全く知らない人だからこそお願いできることってあるかもって思えた。
本当にその時だけ、その場限りだけいてほしい要望、なんか浅いようで今の社会を浮き彫りにしているようで深い
「サービスはしてもらって当然」の社会が求めていたことは「なにもせずただいる人」ってやっぱり興味深い。この世の中、たとえ存在だけだとしても、みんな何らかの役割があるんだと思った。
多くの人が興味を持ち依頼してる理由がちょっとわかる気がする。ドラマも見てみたい。
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