ぼくらの地球の治し方――アヤシイ社会活動家の「つながり」と「挑戦」の話
「アヤシイ社会活動家」
藤原ひろのぶさんの本
表紙のカバー写真、白目を向いている藤原さん。
こんな写真を表紙に使ってしまう藤原さんにはもう好感しかもてない(笑)
そして白目写真ですらかっこよく見えてしまうほど
彼の考え方・生き方はかっこいい。
アヤシイ社会活動家というのも、彼の周りの(よくわかってない)人が言ってるだけ。
彼は考えや行動は本当に真理をついてて、のほほんと生きてる私の胸をグサグサついてくる。
冒頭、彼は「つながりに気付こう」と言ってる。
地球上で起こる問題と自分とのつながり。
異国の問題は自分に全く関係のない問題ではないと。
これを読んだとき、
「遠い国の社会問題と自分がなぜ繋がる?」って思ったけど、
現に今、地球上のたった一部の地域で発生したコロナは、今や全世界の問題になってる。全部が全部、こんなわかりやすく説明できる繋がりではないと思うけど、地球で起こってることは関係ないようでやっぱり繋がってると思った。
本の前半、彼の失敗ばかりの半生が綴られている。
はたから見たら失敗かもしれないけれど、彼は失敗とは思っていない。
わたしなら、絶対に途中で諦めることも彼はやり遂げてる。逆に、わたしなら惰性でもう少し続けてしまいそうなことを彼は続けず、諦めるという行動をとった。
「行動」したから、失敗が失敗とならなかった。
行動しないことが、最大の失敗と。
グサグサくる。
- 今の社会の矛盾
- 正義とは
- 世界と自分との繋がり
- 本当の意味での幸せとは
本の中で、
みんなが無意識に頭のどこかで思っていることを掘り起こして、問題提起して、考えようとそして行動しようと言ってくれてる。
なかなか彼のようにすぐに大胆に行動はできないけど、それでも気づき考えるキッカケになる本。
まずは気づき、考える
今だけ金だけ自分だけ
そういう時代は終わりつつある。
分け合えばあまる。助け合えば生きていける
今の社会だとまだ「夢物語」に聞こえるけど、これからはそんな時代になると思う。
その時代を迎えるために、まずは読んでおきたい一冊です。^^
この本のカバーと帯はストーンペーパー製。
製造過程でパルプや水をしないストーンペーパーは環境にも負荷をかけない。
こういう素材を使う配慮も、彼の考えが一貫してていいなと思った。
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