「ちびまるこちゃん」で有名な
さくらももこさんの代表作「コジコジ」
今まで絵は見たことあったけど、内容は全然しらず、子供向けの作品だとばかり思っていた。
今、Youtubeの公式チャンネルで配信されていて
たまたま一話目を見たら、衝撃だった。
主人公のコジコジはじめ、メルヘンの国のキャラクターたちが、
おもしろおかしく、バカバカしくて
でも社会風刺もしっかりきかせて、心に残るセリフがいっぱい。
一話のこのセリフきいて一気にファンになった。
先生
コジコジ第一話「コジコジはコジコジ」より
「コジコジ、きみ将来一体何になりたいんだ?」
コジコジ
「コジコジだよ。
コジコジは生まれた時からずーっと将来も
コジコジはコジコジだよ。」
一瞬、「コジコジ、ふざけすぎ!」って思うけど、
セリフが頭で再生されると、妙に真理をついてて、それはまるで禅問答。
こんな会話が随所に散りばめられてて、くだらない時は声出すくらい笑えるのに、シーンによっては思わず涙が出てきそうもなる。
本当に不思議なアニメ。
この作品は、もちろん子供もたのしく見られるけど、
主に大人に向けた作品なんだーってわかって、一気に見ちゃった。
本当に、いろんなシーンで心ぐさりときたりジーンと来たり…
中でも印象に残ったセリフをいくつかシェアします。
<不思議屋になりたいというコロ助に不思議屋がいうセリフ>
「君は不思議屋になれる素質が全然ないね。
コジコジ第10話「不思議屋がやってきた」より
不思議屋になれる素質のあるものは不思議の世界に入っても
自分を失うことはないのさ。君は完全に自分を見失っていた。」
このセリフ、完全に自分に言われてる気がしてめっちゃ刺さった言葉だった。
<コジコジが、枯れ木に光のプレゼントをあげるシーン>
コジコジ
「たのしい、うれしい、やさしい光だよ。袋をもらったからとってきたんだ。」
枯れ木
「そんなの取れるの?どこにあるの?」コジコジ第11話「きょうはクリスマス」より
コジコジ
「どこにでもあふれているよ。からの袋を開けたまま空飛んでたら取れたんだ。」
「楽しい、うれしい」気持ちのモトはどこにでもある。
からの袋(感じる心)を持っていたら、いつでもなれるってことだって思ったら胸がキュンとした。
<毒がありそうなきのこを友人にあげたいというコジコジに>
ジロー
「いかにも毒がありそうだな…。そんなの食べたら、死んじゃうぞ。」コジコジ
コジコジ第7話「頭花くんのお見舞いに行く」より
「死ぬかどうかは、食べてみなくちゃわからないことです!」
このセリフをドヤ顔でいうコジコジ…笑
もし毒キノコだったらほんとうに死んじゃうけど、でも確かにその通り!
どんなに失敗しそうでも、結果はやってみなくちゃわからない。
どれもすごく深くて、でもそれを押し付けず、あくまでギャグ漫画にそれがはいってるから、よけい心に入ってくる。
ちょっと疲れたとき、癒されたいとき、笑いたいときにオススメです。
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