鉄瓶を買って1ヶ月。
1日最低2回は沸かしてる。多いときは4~5回くらい。
沸かすたびに、嬉しくなる。
鉄瓶を実際に使って変わったこと思ったことあれこれ。
鉄分が取れている(たぶん)
実際にどのくらい摂れているかはわからない。
お湯自体も鉄の味はしない。でも、おそらく以前は不足していた鉄が摂れてるんじゃないかと思う。
というのも以前はしゃがんだ状態から立ち上がるときに結構頻度で立ちくらみやめまいがしていた。でも最近はなくなった。
鉄瓶だけじゃなく、ここ数ヶ月でフライパンは全て鉄製にしたのもあるかも。
鉄瓶に何かと癒される
私が持ってる鉄瓶は鞠の形のちょっと現代風な鉄瓶。コロンとしてて本当にかわいい。みてるだけでも癒される。

鉄瓶にお水を汲むときの音。蛇口から落ちる水が鉄瓶にあたって反響するこの音が好き。まるで日本庭園にきたみたいな気分になる。なんかいい。何気ない音なんだけど。
あと、お湯が湧いた時に鉄瓶から出る音や湯気にもすごく癒される。音は耳をすますとコポコポ可愛い音でお湯が湧いたことを知らせてくれるし、湯気も「湯気ってこんなに柔らかかったっけ?」てくらい柔らかくて優しい。
ただお湯が湧いてるだけなのになんか特別に感じてしまう。
昔ながらの鉄瓶はなぜ底が広いのか
昔ながらの鉄瓶はそこが広い。なぜあんな風な底が広い形をしているかがわかった。
鉄瓶は側面に火を当ててはいけない。私が持っているようなまり形だとそこが狭いので本当に小さい炎しか当てられない。
またガスで沸かすとき、五徳にはのるが、かなり不安定になる。最初はそのまま沸かしていたが、何かあったら危ないかなと今は補助五徳を使って沸かしている。
たぶん伝統的な鉄瓶を使ったことないけど、あの形なら、お湯も効率的に沸かせるし、五徳にも補助なしで乗るんじゃないかと思う。
だから、あんな形だったんだーと納得。もし次に買う機会があったらあの形のを買いたい。
ものを大事にする心
鉄瓶はお湯を最後まで使い切らなければならない。お湯を残したまま放置していると、錆びてしまうから。
つまり毎回自分が使う分だけの水しか沸かせない。自分はどれくらいお湯使うっけとか毎回考えて水入れないと、余ったり足りなかったりする。
ちょうどよくお湯が沸かせて、最後の一滴までお湯を注ぐその動作は日本茶を急須で入れるときの動作によく似ている。
日本茶も最後の一滴が一番旨味があるとかいって、最後の一滴まで出し切る。
日本文化って、あるものを無駄なく最大限に使い切ることなんだなって改めて実感。ちょっと面倒だけど、その代わりに鉄瓶が錆びずに使えたり、美味しいお茶が飲めたりそのご褒美もちゃんとある。
鉄瓶は錆びるもの…
鉄瓶は錆びやすい。まだ、中は錆びたことないけど、鉄瓶の底の部分、この間みたらちょっと錆びていた。
汚れてもいい布で、ちょっと錆びを拭いて、油を塗っておくといいとあったので、塗ったら元どおりになった。
鉄瓶の中が仮に錆びてしまっても、大丈夫。基本は錆びてもお湯が綺麗で錆びくさくなかったら、そのままでいいそう。
もしお湯が濁ったり、錆び臭かったら、煎茶の茶殻を何度か沸かすとで錆止めになるんだって。日用品で全て賄えるって、どこまでよくできてるんだ。
使えば使うほど
使えば使うほど愛着が出てくる。そして使えば使うほど鉄瓶の中に湯垢が出るそう。
湯垢とはお水のミネラル等が結晶となり鉄瓶の中に白い膜のように付着するもの。
この湯垢が錆びを防止してくれたり、お湯をまろやかにしてくれるらしい。
残念ながら浄水器を通した水だと湯垢がつきにくいそうだけど、それでも長く使っていたら、そのうちできないかと淡い期待。
こうやって、湯垢を育てていくのも鉄瓶の楽しみの一つ。

買って1ヶ月だけど、すでに元をとってるくらい楽しんでる。
本当に買ってよかった。もし興味ある方いたらぜひお試しを。きっと楽しめるはず。
ちなみに私が買ったのはこちらの鉄瓶です。↓
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