臭覚と味覚の大切さ

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先月、風邪をひいた。最初は喉からで、声が出ないほど喉が激痛だったが、そのうち鼻がつまり始めて臭覚と味覚がきかなくなった。

もうかれこれ2週間近くになる。

こんなに無臭で無味な世界に生きるのは初めてで、においと味の大切さを思い知らされた。

私たちって意外とにおいに頼って生きている。

全く匂わないということは、洗濯物も生乾きかどうかもわからないし、料理がうまくできているかもわからないし、何かを焦がしても気が付かない。

不便に感じることぐらいならいいけど、匂いがわからないことで身の危険を感じることもある。

腐ってるものを食べる可能性もあるし、ガスが漏れても気が付かない。なので普段より色々目視で確かめるようにしている。

それでも、視覚で補えないこともあるので、嗅覚の情報ってほんと大事だって心底思う。

嗅覚がないということは、味覚もなくなる。

何を食べてもほぼ同じ。食感は違うのはわかる。

しょっぱいのか、甘いのか、辛いのか、旨味の有無もなんとなく、舌で感じるからわかる。

ただ風味がまったくないので、何を食べても同じ。とにかくつまらない。

今まで舌で味わってるかとおもっていたけど、食べ物の風味を楽しんでいたんだなーってことがわかった。

そして、食べ物の味がしないと、お腹は満たされても心は満たされない。そして心が満たされないと、精神も少し不安定になる。

なんとなく漠然とした不安感にかられる。虚無感というかなんというか、心もとない、途方もない気持ちになる。

食べる楽しみがないと、生活がだいぶつまらなくなる。美味しいものを食べる為に生きていたんだなーと改めて実感。

早く治りたいから、ネットで色々調べまくった。

亜鉛がいいとどのサイトにも書いてあるので、亜鉛の多い食品を取ろうと調べたら牡蠣が一番含有量が多いらしい。なので、牡蠣を食べようとしたけど、味しないのに食べても勿体無いので却下した。

結局は日本食、味噌、海藻、納豆、油揚げ等で摂取できるそうなので、積極的に食べている。

今日はそれでも少しだけ、匂いを感じることができた。このまま少しずつ、でもできるだけ早く治るといいな。

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